ガウディ建築巡りで初めての人が感じる悩み
どの建築を優先して見ればよいかわからない。
観光名所が多すぎてスケジュールが立てられない。
詰め込みすぎて体力が続かないのでは…
こんな悩みにぶち当たり、どうしたらよいか決められずに時間だけが過ぎていきました。
私とおなじような悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
気がつけば旅行まで一ヶ月とちょっと。これではいけないと、少し考え方を変えて計画をたててみることにしました。
計画にば時間がかかりましたが、バルセロナ滞在は素敵なものになりました(^o^)
そんな私のスケジュールをご紹介します。少しだけ参考になるかも・・・?
全部を見るのは絶対無理!ターゲットを絞り、余裕ある計画をたてよう
中学生か高校生のころ、サントリー・ローヤルというウイスキーのテレビCMで流れていた摩訶不思議な世界。それがガウディを知るきっかけとなりました。
ずーっと気にはなっていたものの、当時はスペインに行くという考えさえ浮かびませんでした。今では個人手配で海外旅行ができる、いい時代になりました。
前の記事にも書いたとおりガウディ建築は予約必須、夏休みの混雑する季節はなおさらです。
ただ、ガウディ建築はたくさんありすぎるし、他にも観たいものがいっぱい。「地球の歩き方 スペイン」を読んでいると行きたい所がどんどん増えていくんですね。
さらにバルセロナ郊外にも足を伸ばしたいと思っていたので、バルセロナを堪能できるのは2日間のみという制約が。なにも決められずに、悶々と悩み続けておりました。
全く前進できなかったので、とりあえず増えすぎた見たいものたちをリセットして原点に戻ることにしました。
「サグラダ・ファミリアがみたい!」
そして考えたのがこちら。
- 一番見たいものをメインに考える
- 午前・午後に見るものをそれぞれひとつにする
- 地図を読み込む
バルセロナ滞在のメインは何か?
それはガウディ建築、いまだ未完の「サグラダ・ファミリア」。
これを堪能する滞在にしよう。
次に考えたのが、午前・午後それぞれ見るものを一つに絞ること。
そのためにもGoogleマップや「地球の歩き方」で、街の規模、距離感、交通手段などを調べることにしました。
街の規模はそこまで大きくはない感じで、比較的ガウディ建築やその他の予約が必要な場所は行きやすいと感じました。この感覚がしっくりくるまでに少し時間がかかりましたが、地図を読み込むことって大事ですね。
ちなみに自分は方向音痴らしいです(自覚なし)
宿泊したホテルを選んだ理由と泊まった感想
まず宿泊先に選んだのは、
ibis Barcelona Centro (Sagrada Familia)
イビス・バルセロナ・セントロ(サグラダ・ファミリア)
選んだ理由はズバリ、サグラダ・ファミリアに近かったから。
他にサグラダ・ファミリアが窓から見える有名なホテルも候補にありました。
ただ、古めのホテルということと、何系列のホテルかわからなかったのでアコーホテルズ系のこのホテルに決めました。
空港からこのホテルに到着したときは明るい看板が見当たらずドキドキしましたが、ちゃんとタクシーでたどり着くことができました。もう少し離れたところに同系列のホテル、イビススタイルズ・バルセロナ・セントロというのがあるのでご注意を。



サグラダ・ファミリアへは徒歩5分くらい。
外に出て角を曲がるとすぐサグラダ・ファミリアが見えます。
ゆったり散歩を楽しみながら行けるので、気が向けばいつでも出かけられるのです。
そして朝食もとても美味しく、生ハムをいっぱい食べました。満足まんぞく。

ただし部屋には冷蔵庫と金庫がないのでそこは注意です。
金庫がなかったのは衝撃でした。
パスポートなどの貴重品をどうするかにはいつも迷うのですが、最近は持ち歩くほうが多いかな。ホテルに置くのも不安ですし。スリ対策をして、持ち方を工夫したので金庫問題はクリア。
ホテルに戻ってからビールを飲みたいので冷蔵庫もほしいところでしたが、まあ耐えられました。
総合的に私レベル(ラグジュアリー嗜好ではない)では評価高めです。
1日目 午前:サグラダ・ファミリア、午後:カタルーニャ音楽堂、モンジュイックの丘とバルセロナ街歩き
どうにか無事にバルセロナへ着いた私たち。こんなスケジュールでバルセロナを歩いてみました。
朝一番でサグラダ・ファミリア観光
1日目は朝からサグラダ・ファミリアへ。
予約した時間は
エントランスタイム 9:15
ビジットタイム 9:30
予約をするとアプリをダウンロードしてオーディオガイドが利用できるようになります。
予約完了のメールに案内が記載されているので、行く人は必ずダウンロードしておいてくださいね。
日本語にも対応しているので、ふむふむと聴きながら見学します。



人は多かったですが、ストレスをあまり感じることはなく快適に見学できました。入場料が高いだけあって、きちんとシステムが考えられているなぁという印象でした。
時間が来たら受難ファサード側の塔に登ります。






聖堂に戻って、再び見学。
まだ開放されていない栄光の門の扉、地中海の方角を向いています。完成するとここが正面入口になるようですが、2026年の完成はまだ無理のようですね。



外にも出てみましょう。強い陽射しが照りつけていて長時間見ているのは無理でした。


約2時間、ゆっくり滞在。じっくりと見ることができますが、首がすご〜く疲れました。
他のヨーロッパの教会は似たような所が多いので、どこのものかわからなくなってしまいますが、サグラダ・ファミリアは違いますね。強烈な印象を残します。
実のところ単純に建物そのものに興味があるのですが、作られた背景やテーマをしっかり勉強していくともっと楽しさが広がるんでしょうね。
午後:カタルーニャ広場へ移動、デパートで昼食


午後はカタルーニャ音楽堂の予約をしていたので、カタルーニャ広場近くのデパート:エル・コルテ・イングレスへ移動。景色のよいフードコートで昼食をいただきました。
好きなものを選んで、最後にレジで精算するシステムです。
イカスミのパエリアとサラダをチョイス。パエリアはですねぇ・・・普通でした^^;
一緒にいただいたビールが美味しくって、窓から見える景色も素敵。
手軽に利用できるので、レストラン恐怖症の私もなんとかクリア。初心者オススメです。
昼食後カタルーニャ音楽堂を見学
ゆっくりエル・コルテ・イングレスを見て回った後、14:00に予約していたカタルーニャ音楽堂へ移動しました。このホールはガウディ作ではなく、モンタネールという人の最高傑作だそう。会場内のステンドグラスの見え方が違ってくるので、夜に訪れるのも楽しそうです。






コンサートがあれば聴きたかったのですが、あいにくスケジュールが合わず断念。
でも見学中にパイプオルガンの演奏を偶然聴く事ができました。小さな音から始まり、だんだんと強く、豊かに鳴り響いていくパイプオルガン。ホール全体が楽器となり、空気の振動まで感じる圧倒的な音色に胸が熱くなりました。
モンジュイックの丘から地中海を眺める
カタルーニャ音楽堂を楽しんだ後は、フニクラとゴンドラを乗り継いでモンジュイックの丘へ。オリンピック・スタジアムやミロ美術館などがある地区です。



丘の上にあるモンジュイック城は外から眺めるだけにして、その先にある見晴らしの良い場所に移動。眼下には碧い地中海、活気ある港が見えます。
そういえばスペインって無敵艦隊だ。世界史に出てきましたよね。

体力に余裕があれば、バルセロネータと呼ばれるビーチで碧い海を楽しみたかったのですが、なんせ暑い 。この時期のスペインは日が長く活動時間が多く取れるのが魅力ですが、たくさん歩くので体力の温存も大切です。
スケジュールに組み入れたかったカンプ・ノウ・スタジアムも改修中だったので、街ブラしながらホテルへ戻りました。明日も早いのでゆっくり休みましょう。
バルセロナ観光2日目に続く