2日目 午前:グエル公園、午後:カサ・バトリョ、カサ・ミラ
見たいガウディ作品が多すぎてなかなか計画を立てることができなかった私。やっと完成したスケジュールで回るバロセロナ2日目です。
予想通りスペインの夏は激アツ。
体力の消耗がはげしいですが、午前午後にひとつメインを決めることによってスケジュール通りまわることができました。
午前のメインはグエル公園
午後のメインはカサ・バトリョと、距離が近かったのでカサ・ミラも加えました。
カサ・ミラでは疲れてしまい建築の説明を読む気力がなくなってしまいましたが、屋上のユニークな形状や煙突を楽しむことができました。
まずは朝のサグラダ・ファミリアへご挨拶。
おはよーございます!
身支度を整え、6:30にサグラダ・ファミリアに朝のご挨拶にうかがいました。






様々な角度から写真をパチリパチリ。いろんな表情が楽しめます。
圧巻は、朝日を浴びてピンク色に染まったサグラダ・ファミリア。写真ではテラコッタ色のように見えますが、実際は本当にピンク色で感動しました。
地下鉄に乗ってグエル公園へ
挨拶をした後はホテルに戻って朝食を取ります。ホテルの朝食は1日の活力元なので、美味しいのはありがたい。しっかり食べて、グエル公園へ出かけましょう。
ホテルからサグラダ・ファミリアとは反対方向のVardaguer駅で地下鉄に乗り、グエル公園近くのAlfonsX駅で降ります。そこからはテクテク徒歩でグエル公園へ向かいます。
上り坂を歩くので、朝のすずしい時間帯でよかったです。外国の住宅街をぬって歩くのもまた楽しい。
20分ほど歩くと、グエル公園へ到着です。すでに人が並んでいました。
入口で予約したチケット(ダウンロードしたもの)を提示して入場します。私たちの入場時間は9時。入場できるのは予約した時間から30分間で、中に入ってしまえば何時間いてもかまいません。



南国ムード漂う植物と焼成レンガや石などでできた自然な色合いの建築物がある道を進みます。するとバルセロナを一望できるラ・ナトゥーラ広場に行くことができます。
ここには、トレンカディスという不規則な形の破砕タイルを並べる技法で作られた「波打つベンチ」があります。独特な曲線のこのベンチ、ゴツゴツ感があるかと思いきや実際は座り心地がとても良いんですよ。










朝だと、ドラゴンの写真待ちの列も短かくて良かったですよ。市民の憩いの場、といった雰囲気ですが、実際は旅行者ばかり。この景色を近隣住民の方々は複雑な気持ちで見ているかもしれませんね・・・
ボケリア市場へ移動、昼からサングリア
午後に備え、見学場所の近くに移動し昼食を取ります。
選んだのはボケリア市場。
「地球の歩き方」にはサン・ジョセップ市場の表記ですが、バルセロナではラ・ボケリア市場の名称で通っているようです。




実は飲食店でのオーダーが苦手です。おすすめの場所をチェックしていたのですが、地元の人たちで混んでいたので遠慮してしまいました。次回はチャレンジするぞ!
カサ・バトリョを見学

昼食後はカサ・バトリョへ。
予約時間は13:45。ゴールドチケットでの入場なので時間になったら待つことなく入れました。暑い中列に並ばなくても良いのは非常に助かります。2026年はチケットの形態が変わっているようなので、一次情報を確認してくださいね。
中に入ってみましょう。
無機質な内装を想像していたので、人が住むのはどうなんだろうと思っていました。が、心地の良い階段の手すりなど、温かみのある木材が使われていて落ち着いた雰囲気でした、




海底をイメージした吹き抜けを中心に階段を上がっていきます。
下は白っぽい水色、上に行くほど濃い青になっていきます。自然光が家のすべての部屋に届くように工夫がされているそうです。
透明な波打ちガラスの柵を通してみると本当に海底にいる気分になります。青好きにはたまらない吹き抜けです。


のぼりきると屋上に出られます。美しい曲線で作られた屋根と個性的な煙突があり、バルセロナの青い空と、ギラギラの太陽を反射したドラゴンの背中とのコントラストが印象的です。

カサ・ミラを見学。すでにお疲れ気味です。

お次はカサ・ミラです。
予約した入場時間は17:00〜17:15。こちらも並ばずに入場できるチケットで予約をしました。もちろんオーディオガイド付きです。料金は2026年は値上がりしているようなので、こちらも毎年確認が必要ですね。日本と同じで、どこも物価が上がっているようです。
このカサ・ミラ。別名ラ・ペドレラ(石切場)という渋いニックネームがついています。
建物自体もカサ・バトリョと比較すると、硬派なイメージです。
屋根裏には展示室があり、建築模型や資料が展示されています。
興味深いものが色々ありましたが、夕方ともなるとかなり疲れています。しっかり読みたいところでしたが、体力消耗につきサクッと眺めるだけにしました。残念。建築に興味のある人はじっくり見学するのに、午前中のほうが良いかもしれません。
カサ・ミラといえば、屋上が面白い。
兵士の兜のような煙突、上下に波打つ複雑な道、異世界に紛れ込んだような不思議な空間です。汗だくになりながら階段を進んでいきます。
夕方になってもあいかわらず陽射しが強く暑いのですが、爽やかな風が吹いていました。少しだけ体力を回復することができました。






夕食でもサングリア
カサ・ミラ見学のあとは疲れを癒やすため、今日の一杯を楽しむために、タパス料理のお店へ。
私、本当にレストランに入るのが苦手なんですが、バルセロナの人たちは観光客に非常に慣れていて、なんとなくでも意思疎通できてありがたいです。

夕食にもサングリアをいただきます。
イカのフライとししとうの素揚げ、クリケットがよくあいます。
さらに、ぜひ食べてみたいと思っていたピンチョスをいただきます。小さなおつまみを想像していましたが、しっかりお腹を満たしてくれました。



サグラダ・ファミリアへ夜のご挨拶
腹ごしらえをしたところで、ホテルに戻ります。
の前に、夜のサグラダ・ファミリアへご挨拶をします。なんといってもサグラダ・ファミリアを楽しむ旅ですからね。
日中とは違う顔を見せてくれます。夜はライトアップされるので、午後10時近くでも人で賑わっていました。いっぽう有名な写真スポット、ガウディ広場は人もまばらでサグラダ・ファミリア撮影もすんなりできました。



2日目を終えて
2日目はガウディ作品を3つ巡るスケジュールでした。
湿気は日本よりはないもののバルセロナの暑さは過酷で、街路樹の葉っぱは枯れていました。体力を温存しながら観光するのは、50代後半の身体にはとても大切だと実感。
よくばらずに午前午後のメインを絞って回るのは本当に大事だと思いました。このスペイン旅もまだ序盤、ここで体調を崩しては身も蓋もないので。
そしてゆっくり回ることで、心ゆくまで楽しめます。慌ただしいスケジュールだと疲れるし、思わぬハプニングにも対応しづらくなりますからね。
街歩きや地元のお店を余裕を持って楽しめたりもできます。ユニクロやザラなど、日本でもおなじみのお店を見つけたりと思わぬ発見があったりします。
こんなわけで、2日間でガウディ作品を4つ回ることができました。
この他にも魅力的なガウディ建築はありましたが、それはこの次のスペイン旅の宿題としておきましょうか。
次にくることはあるかなぁ・・・。