特典航空券を取る際、到着地はバルセロナ、帰りの出発地はマドリードで発券しました。
この区間の接続便を探してはみたのですが、とうとう見つからず。結局この区間を陸路列車で移動することに決めたのでした。
そして電車予約でお世話になったのが
Omio
というサイト。
ヨーロッパ全域の鉄道等を網羅したオンライン予約サービスで、日本語で予約することができます。バルセロナのさまざまな予約で疲れ切っていた私には、うってつけのサイトでした。
今回は Omio で予約したスペイン格安高速列車 iryo に乗って、マドリードへ移動したお話です。

なぜバルセロナからマドリードへ移動?オープンジョーという選択
なぜバルセロナからマドリードへの移動方法を探す必要があったのか?
せっかく スペインに行くのだから、 バルセロナだけを巡るのはもったいないですよね。
いろいろ行きたい都市はありましたが、考えた結果、首都マドリードで ピカソのゲルニカを見ることにしました。
でもいくら探しても、バルセロナ〜マドリード間の良い特典航空券の接続便が出てきません。
結局この区間は別口で移動することにしたわけです。
このように往路の到着地と復路の出発地が違う旅程を
オープンジョー
といいます。これ、テストに出ます(笑)大事です。
前回中欧を訪れたときもオープンジョーで発券しました。
全部の旅程をつなげて取れないときの苦肉の策でしたが、複数の都市を訪れることができるので気に入っている方法です。
どのように移動するか考えてみた
バルセロナからマドリード まで移動する手段は、 飛行機、 電車、 バスの3つ。
ご存知の通り スペインは広大な国。 バスで行くとすれば 7〜8時間もかかります。 これでは 貴重な 滞在時間が移動だけに取られてしまいます。
次に 飛行機。 これは1時間30分もかからず 目的地に着いてしまいますが、飛行場までに行く 移動時間 や 搭乗手続きなどの時間が必要に なります。これも結構な時間 のロスになるかな と思いました。
ヨーロッパは鉄道が発達していると聞きますし、 一度スペインの列車に乗ってみるのもいいなと思い電車で行く方向で調べることにしました。
以前も書いたとおり私は 公式サイトで予約をするのが好きなので、 鉄道の公式ホームページを覗いてみました。しかし 表記がスペイン語 で全くわかりません。
しかもこのときは英語に翻訳するのに嫌気がさしていたんですよね。わかりやすいサイトはないものだろうかと探してみました。
ありましたねぇ、日本語で使いやすそうなサイトが。 Omioという予約サイトを見つけました。
予約手数料がいくらか 上乗せされますが、 バルセロナの予約作業で疲れきっていた私は これで予約することにしました。
Omioで電車を予約
バルセロナ、マドリード間を走っている電車は
RENFE AVE アベ
RENFE avloアブロ
Ouigo ウイゴ
iryo イリョ
近年スペインでは鉄道の自由化で高速列車のLCC版が参入しているそうで、中でも2022年に一番新しく参入したのが「 iryo 」。
あたらしい!良いではないですか。iryo にします。
選んだチケットは infinita Bistro 手数料を払えばキャンセル可能、変更もできる座席です。
さらにお食事とラウンジ付き(注:現在はラウンジはついていないようです。)
もっと安い運賃で行くこともできたのですが、優雅な列車旅も良いなぁ〜と楽しくなってしまいポチリ。
予約が完了するとOmio から詳細メールが送られてきます。チケットと領収書も添付されているので念のためダウンロードして印刷します。
Omio のアプリをダウンロードするとこちらでも確認することができるので、必ずやってみてくださいね。
ちなみにOmio に支払った手数料は1人で650円ほどでした。
実際にiryo乗ってみたよ!
朝食後にサグラダさんにお別れの挨拶。
どれだけ好きなんだか(^_^;)



ホテルからタクシーに乗ってバルセロナ・サンツ駅へ向かいます。

バルセロナ・サンツ駅に到着。多くの人たちで賑わっていました。

始めにきれいだと評判のここへ行ってきました。
ここは・・有料トイレです。
日本人にとっては現金で人に渡すより簡単。トイレもキャッシュレッスで入る時代になってきてるんですね。お試しあれ


私は空港や駅には魔物が住んでいると常々思っております。トラブルが発生すると大ごとになるので乗り込むまでは気が抜けません。
ということでサンツ駅での乗り方をサクッとおさらいしますね。
必ず英語表記の案内があります。導線もわかりやすいので安心してください。
ただなにがあっても対応できるように、早めに駅には入っていてくださいね。
まず自分の乗る列車を電光掲示板で確認します。
私の乗るのは12:40発の列車です。プラットフォームはまだ表示されていません。
まだ先へは入れないので、歩いて周りを散策しました。もちろんこまめに電光掲示版を確認して遅れないようにしてくださいね。

プラットフォームに番号がでると先へ進めます。見づらいですが、プラットフォーム3の案内が表示されました。

スペインでは荷物検査がいたるところでされていますが、高速列車にのるときも検査があります。飛行機のようには厳格にされないので心配しなくても大丈夫。
案内板にしたがって進みます。表示がわかりやすいので、どこにいけばいいのかわかりやすいと思います。

荷物検査で中に入った後は、ホームに入場するまで列に並んで待ちます。このときは油断していて、のんきに写真を撮りながら移動したのですが、すでに人がたくさん並んでいました 。
この列でいいのか係の人に聞いても、ここでいいんだ的な答えのみ。まぁ忙しくて、1人の変な外国人にかまっている暇はないですよね。(^_^;



あんなにごった返していたのに、改札が始まりホームへ入ると空いていました。
iryoはイタリアの鉄道会社も運営に関わっています。そのせいか列車もファッショナブルですね。



動き出して少しすると食事がサーブされます。まるで飛行機の機内食サービスみたいです。

昼から赤ワインをいただきました。
おいしくいただいていたのですが、グラスを持って口に運ぼうとした瞬間、いきなり激しい揺れが!
赤ワインが宙に浮かび床めがけて飛んでいきました。ヤバっ!
幸いにも乗務員さんは食事のサーブに忙しく気づいていません。
床のワインをティッシュで拭き取って、何事もなかったように食事を続けました。日系のエアラインだったらCAさんが飛んで来るレベルの出来事ですよね。気づかれなくてよかった。
皆さん、スペインの鉄道は急な揺れにご注意を。
食後は車窓からスペインの景色を楽しみます。
思っていた通りの、乾いた大地が広がっていました。日本とは全然違う景色にここはスペインなんだなぁと実感。
2時間45分の列車の旅もあっという間に過ぎ、マドリード・アトーチャ駅に到着です。




この後はホテルに移動です。土地勘がないのでタクシーに乗車しましたが、ちょっとしたトラブルがありました。ちょっとびっくりしたお話は次の記事で。
バルセロナからマドリードへの移動、予約はOmioでサクッと!
バルセロナの予約の多さで疲れ果てていた私の前に現れた救世主 。それが Omio 。
最初は不安がありましたが、スムーズに予約ができました。
RENFE AVE (アベ) 以外はいわゆる格安列車なので、いろいろ検索して目的・予算にあったものを選んでみてくださいね。
そして私の選んだ鉄道会社 iryo 。
新らしいだけあって、列車内は清潔で快適でした。食事などつかないチケットだとリーズナブルな運賃になります。
バルセロナからマドリードへの移動を考えているかたは、ぜひ選択肢のひとつとしてOmioと iryo の組み合わせを検討してみてください。
快適な移動ができると思いますよ。